ロマンス詐欺被害未然防止 河内署がシティ信金職員に感謝状

 交流サイト(SNS)などを通じて知り合った外国人と連絡を重ねるうちに送金を迫られる「国際ロマンス詐欺」を未然に防いだとして河内署は3月14日、大阪シティ信用金庫中野支店((東大阪市角田、河原田さおり支店長)に感謝状を贈った。

 同署によると、2月29日、当時窓口業務を担当していた髙辻教子さんに60代女性から「90万円を早急に振り込みたい」と申し出があったが、「家族には黙っていたい」など、その言動を不審に思った高辻さんは上司に相談。2人で女性を説得し、同署に通報した。

 同支店で行われた贈呈式で、同署多村隆志生活安全課長から感謝状を受け取った河原田支店長は「詐欺被害未然防止について、あらためて支店内で周知徹底に努めたい」と更に気を引き締めていた。多村課長は「いろいろな手口で詐欺が横行している。気持ちを落ち着かせ不審に思ったら自分一人で考えず、周りの人にも相談してほしい」と話した。