人生100年時代 老後・退職後の保険を考える

これからの人生を楽しむために

 今や、「人生100年時代」と言われるが、人間として避けられない「死」。そのときを静かに迎えるためには、残された大切な家族に経済的な負担をかけないための葬儀費用の準備が大切だ。そんな万が一に備えて家族をサポートする無選択定期保険「ささえ」を取り扱っている「SSIきみどり株式会社」(大阪府守口市)のファイナンシャルプランナー、清水邦治さんに葬儀の備えへの心構えを聞いた。

〝長生きリスク〟という現実

 現在の平均寿命は男性約82歳、女性約87歳。1945年当時と比べて男女ともに約30年以上、寿命が延びている。

 「それを象徴しているのが、ほのぼのとした昭和を連想させるアニメ『サザエさん』のお父さん、磯野波平さんの年齢なんです。威厳と貫禄たっぷりなお父さんですが、年齢設定は54歳。昭和の時は会社で定年を迎えると、今日のように寿命が長くないので、老後資金もそんなに必要ではなかったんです」と清水さん。

 ところが、2019(令和元)年6月に金融庁の金融審議会「市場ワーキング・グループ」の報告書で「平均的な年金だけでは老後30年間で約2000万円が不足する」と試算が示されると、国民からは驚きの声が上がった。ただ、その数字はあながち無茶な金額ではなかった。現在では国民の間にも長生きすればするほど老後資金が必要となる〝長生きリスク〟がいわれるようになった。

 実際、現在の中高年代世代の多くは、残された家族に経済的な負担をかけないために「自分の葬儀は家族葬でいいよ」という声が一般的になっている。

 しかし、現実に目を向ければ、「家族葬といっても一般葬に比べ、必要なものは一緒です。葬儀費用に加えて、寺院の費用、お墓、仏壇、飲食など予想を上まわる費用が必要となります」と清水さんは解説する。

健康告知が不要で加入可能な保険も

 そんな日本の社会情勢から誕生したのが、健康告知が不要で加入できる無選択定期保険「ささえ」。保障期間は1年間で、毎年更新して継続(最高95歳まで)することができる、掛け捨ての保険だ。安心のポイントは①「満40~満84歳」まで申し込み可能②「医師の診査不要」(加入後、6ヶ月間の待機期間。現在、通院中や投薬治療中の方でもOK)。③高血圧や糖尿病などの持病で現在通院中や服薬治療中でも申し込みができる。

 清水さんは「被保険者が加入日以降、保険期間中の待機期間後死亡した場合、また責任開始日以降に発生した不慮の事故で傷害を直接の原因として死亡した時にもお支払いしています」と話す。

 さらに安心なのは、同社には充実した提携事業がある。あらかじめ特約を締結することで提携事業者で葬儀を行った場合、万一の際は迅速な葬儀の施行サービスを行ってくれるので心強い。

加入者からは「妻のお葬式で使いましたがとてもよかったです。互助会の方にもお世話になりました」(大東市の70代男性)との声が寄せられている。

ファイナンシャルプランナーの清水邦治さん

■SSIきみどり株式会社 守口市本町2―5―18/電話06(6967)8115