大阪工業大「宇宙ものづくりセンター」28年開設

 宇宙産業の成長を支える技術者の育成に向け、大阪工業大学は2028年4月、大宮キャンパス(大阪市旭区)に「宇宙ものづくりセンター(仮称)」を開設する。ロケットや人工衛星、惑星探査などに関する研究と、ものづくりを通じた実践的な教育を組み合わせ、宇宙産業を担う人材の育成を進める。

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 宇宙は今、国を挙げて成長分野として育成が進む。政府が2026年7月に閣議決定した「日本成長戦略」では、航空・宇宙を17の戦略分野の一つに位置付け、投資促進や人材育成、研究開発、産学連携などを進める方針を示している。
 宇宙関連市場について政府は、宇宙機器と宇宙を利用したサービスなどを合わせた市場規模を2020年の4兆円から、2030年代早期に8兆円へ拡大する目標を掲げている。

 一方、宇宙産業ではロケットや人工衛星に関わる人材不足が課題となっている。内閣府は2026年2月、宇宙産業で必要となる知識や技能を整理した「宇宙スキル標準」を公表。人材を確保し、宇宙輸送サービスや人工衛星の設計・開発・運用などの人的基盤を強化する狙いを示している。

 同大は、工学・ものづくり教育を強みとしてきた。大宮キャンパスの「ものづくりセンター」には精密加工、機械加工、溶接、鋳造、メカトロ工作などの設備があり、学生による人力飛行機、ロボット、学生フォーミュラ、ソーラーカーのプロジェクト活動も展開している。

 新センターでは、こうしたものづくりの蓄積を宇宙分野に広げる。宇宙機に使用される材料、ロケット技術、惑星探査機の着陸技術、惑星探査ロボットなどを研究する予定。学生プロジェクトでは、小型ロケットや超小型衛星、惑星走行マシンの設計・製作にも取り組む。

 詳細は同センターのWEBサイト(https://www.oit.ac.jp/oit/facility/smec/)に掲載。

大阪工業大学 大宮キャンパス
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