バンダイのプラモデル工場、堺に新設 11月稼働へ

 人気の「ガンプラ」などを手掛けるBANDAI SPIRITSは、プラモデル生産工場「バンダイホビーセンター大阪」を大阪府堺市堺区に新設し、2026年11月から稼働を始める。大阪府を含む西日本エリアに同社がプラモデル生産工場を設けるのは初めて。西日本での生産体制を整えるとともに、輸出港などを活用して物流の効率化を図る。

バンダイホビーセンター大阪 外観

 新工場は、三井不動産ロジスティクスパーク堺の1階に設置。延べ床面積は約3360.85平方メートルで、多色成形機7台を導入する。多色成形機は、1つの金型で複数の色や素材を同時に成形できる設備で、プラモデルの部品を効率的に生産できる。

 同社によると、大阪を拠点にすることで、西日本の輸出港などを利用しやすくなり、製品の輸送面でも効率化が期待できる。国内外で高まるプラモデル需要に対応し、より安定した生産体制の構築を目指す。

 同社の主要な生産拠点は、2006年に静岡市葵区長沼に完成した「バンダイホビーセンター」。ガンプラシリーズをはじめ、多彩なプラモデルの企画、開発、生産を行っている。多色成形機23台を備え、自社開発の「4色射出成形機」も導入している。

 また、2025年には同センターに近接する敷地に「BHCPDII(バンダイホビーセンタープラモデザインインダストリアルインスティチュート)」を建設した。多色成形機10台、単色成形機84台を備え、同社のプラモデル生産機能を強化している。また同年に、プラモデルの企画・開発体験などを提供する「BANDAI HOBBY CENTER PLAMO DESIGN INDUSTRIAL INSTITUTE MUSEUM」も展開。工場見学などを通じて、プラモデルのものづくりの魅力を発信している。

 「バンダイホビーセンター大阪」の稼働により、静岡の既存拠点などと連携した生産体制を構築し、国内外のファンに向けたプラモデルの安定供給につなげる。

タイトルとURLをコピーしました