茨木市と大阪市西区に教室を構える「こどもだけの料理教室 ゆめつぼ」の代表・大坪さやかさんが、子ども向け料理本「動画でわかる!ひとりでできる小学生クッキング」(税別1,700円)を出版した。
大坪さんが教室を立ち上げる原点となったのは、少年院で管理栄養士として勤務していた頃の経験だ。調理実習で少年たちが喜び、自信を持つ姿を見て、料理は自己肯定感を育む一つのきっかけになると感じたという。

「小学生の頃から料理をすることが当たり前の社会にしたい」と、2015年に最初の教室となる茨木校を開校。2025年には「大阪市内でも通わせたい」という声に応え、大阪市西区に堀江校を開いた。
教室で保護者は介入せず、子どもたち自身で、切る、炒める、味付けまで行う。講師は教えすぎず、必要な時にサポートする。通常のレッスンで完成した料理は持ち帰り、家族と一緒に味わう。


2026年夏に茨木本校と堀江校で開催したサマースクールには69人が参加。募集開始から23日間で全日程が満席となった。
全4回のレッスンでは、通常の教室とは異なり、毎回スーパーへ買い物に出かけ、食材の購入から調理、試食、後片付け、おやつ作りまで子どもたちが取り組んだ。
役割も自分たちで決め、回を重ねるごとに「貸して」「ありがとう」と自然に声を掛け合う場面も増えた。最終回では作りたいメニューを子どもたち自身で考え、これまでの経験を生かして買い物から調理まで取り組んだ。
また、教室に通えない子どもが家庭でも料理ができるようにと、教室の10年間のノウハウを詰め込んだレシピ本「動画でわかる!ひとりでできる小学生クッキング」を今年7月に出版。全レシピには動画が付き、子どもが調理手順を確認しながら料理に取り組める。アレンジ例のほか、保護者向けのサポートポイントも掲載し、「見守る場面」と「手伝う場面」が分かるよう工夫されている。

■こどもだけの料理教室 ゆめつぼ/茨木本校:大阪府茨木市東中条町8-2・堀江校:大阪市西区新町3丁目15-11/Instagram:@yumetsubo
