万博遊具が常設化 親子の居場所へ進化 ボーネルンド刷新

 スマートフォンやゲームの普及で、子どもが体を動かして遊ぶ機会の減少が指摘されている。共働き世帯の増加により、親子で安心して過ごせる場所のニーズも高まる中、都市部では「遊び」と「居場所」を兼ね備えた施設の重要性が増している。こうした社会背景を受け、室内遊戯施設「ボーネルンドあそびのせかい グランフロント大阪店」(大阪市北区)がリニューアルした。(竹居真樹)

大阪・関西万博の会場に設置していた大型遊具「ネットドーム」

親もリラックス、環境を整備

 今回の改装では、「子どもの遊び場」から「親子の居場所」への進化を掲げた。従来は子ども中心だった空間を見直し、ロッカーの拡充や開放的なレイアウト、柔らかな色彩設計を採用。親もリラックスしながら子どもを見守れる環境を整えた。店舗面積は約182坪。
 新たに設置する遊具は3種類。体を動かす遊びをテーマにしたエリア「アクティブオーシャン」のボールプール内に、万博会場内の「光の広場」に設置していた高さ約2・5㍍の大型遊具「ネットドーム」を移設した。
 広報の岸辺麻巳さんは「万博で好評だった遊具を〝レガシー〟として残し、より多くの子どもたちに体験してほしい」と話した。他に高さ約1・2㍍のアスレチック「ジャングルアイランド」、トンネルやスライダーなど遊び方によって形を変える遊具「エアムーブ」も導入。
 加えて飲食店や動物病院を模したリアルなごっこ遊びは、子どもの創造力を引き出すだけでなく、数字や色を取り入れた仕掛けによって自然と学びにつながる構成となっている。 
 有料ラウンジスペースを新設し、軽食を楽しみながらくつろげる環境も整備。隣接する探究施設と連携したワークショップも展開し、「遊び」と「学び」を一体化させた新しい都市型施設としての価値を高めている。
 子どもが夢中で遊び、親も安心して過ごせる空間づくり。今回のリニューアルは、都市における親子の過ごし方そのものを問い直す取り組みといえそうだ。

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