日本最大級の調理師会として、日本料理業界の発展に貢献している、日本調理師連合会の結成75周年を祝う記念式典が3月29日、全国各地から300人の関係者が参加して大阪市内のホテルで行われ、和食文化の儀式を象徴する庖丁式など多彩な祝賀行事が繰り広げられた。

同連合会は、1951年に設立され、2015年には、公益社団法人に改組して、「公益」を重視した取り組みを行っている。日本料理の伝承と料理人の人材育成などを目的に、行政や教育機関と連携した事業も展開。2013年には、和食文化がユネスコの無形文化遺産に登録され、国際的に日本食の人気が高まっている。
式典では冒頭、生間(いかま)流の庖丁式があり、烏帽子・狩衣姿の料理人が食材への敬意と、洗練された調理技術を今に伝える神事を披露した。
同連合会の須貝和司理事が庖丁人を務め、素手で食材に触れることなく、庖丁と真魚箸(まなばし)を駆使。神聖な雰囲気が漂う中、会場の視線をくぎ付けにした。
引き続き、同連合会の西村明宏名誉会長(衆院議員)と森口冨士夫会長があいさつ。75年の歩みを振り返りながら、先人たちへの感謝と未来に向けての決意を語った。
インターナショナル・美食・アカデミー賞などの表彰式も行われ、祝宴に移行。ステージでは日本マナーサービスの会長で、現代作法道の篠田弥寿子宗家らが登壇。名刺交換する際のポイントなど、日常のマナーについて分かりやすく解説し、熱心にメモする光景も見られた。
