大阪は空き巣天国!? 貴重品を「自宅に保管しない」という防犯

 大阪における刑法犯の認知件数の総数(令和3年)68,807件のうち、49,548件が窃盗犯と割合が高い。その中でも「侵入盗」が1,578件なので、1日あたり4件は大阪のどこかで被害に遭っているということになる。

 特に大阪は、「犯罪の遭いやすさ※」の件数が他府県と比べて多い。その原因の一つに「入りやすく見えにくい」ことが考えられる。大阪は町並みの秩序感が薄いためまぎれやすく、また入り組んだ道路も少ないため逃走しやすい。空き巣やひったくりが起きやすい犯罪環境が整っているのだ。

 空き巣対策としては「いかに狙われないか」が多く語られるが、そもそも「家に貴重なモノを置かない」という選択肢もある。そこで今注目されているのが民間の貸金庫だ。「昨今相次ぐ強盗事件の影響か、お問い合わせが増えています」と話すのは、民間貸金庫「トレジャーセーフティ―大阪中央店」を運営する黒部健二氏。現金、通帳や貴金属類など、あらゆる高価なものを預けることができる。同金庫では、三重ロック、防犯カメラ、人感センサーを完備。匿名性も高く、何を預けているか誰にもわからないシステムになっている。自宅と比べると断然セキュリティーが強固なので安心だ。

 これを機に、自宅のセキュリティーや貴重品の管理について考える機会を持ってみては。

(※)人口10万人あたりの犯罪発生件数認知件数を人口で割った数値のこと。

<取材協力>トレジャーセーフティー大阪中央店/大阪市中央区瓦屋町1-12-7/電話0120-015-981