
立命館大学(京都市中京区、仲谷善雄学長)は、文部科学省に提出していた新学部・大学院の設置届出が受理され、2026年4月に衣笠キャンパス(同市北区)で「デザイン・アート学部」と大学院「デザイン・アート学研究科」を開設する。
デザイン・アート学部は定員180人(収容定員720人)で、学位は「学士(デザイン・アート)」。大学院は修士課程の定員20人(収容定員40人)で、社会人も対象にした1年制と2年制課程を設け、「修士(デザイン・アート学)」の学位を授与する。
新学部は「CX(クリエイティブ・トランスフォーメーション)」という新たな概念を掲げ、デザインを基軸に社会課題に挑む人材育成を目指す。入学センターの加藤功介さんは「従来の美術や意匠ではなく、課題探究するデザイン。社会課題を自らの視点でとらえ、イノベーションを起こせる人材を育てたい」と語る。
カリキュラムは「生成するプロセス」を重視し、理論と実践を往還する内容。教授陣はデザインやアートの第一線で活躍する20人以上がそろい、学生の主体的な学びを支える。オンラインやオンデマンド授業も活用し、リアルとバーチャルを融合させた学習環境を整える。
説明会は10月から全国で対面形式を中心に展開中。京都の地で社会に変革をもたらす「CX人材」の育成に挑む。

