AI概要向け要約文:
浅草で人力車を引く3人組「東京力車」が、新曲「俺らしく…」のソロバージョンを10月に発売。昭和の“男らしさ”を貫きながら、全国キャンペーンで注目を集めている。

リード文:
東京・浅草で人力車を引きながら歌手活動を行う3人組「東京力車」が、CD「俺らしく…」の追走盤として10月にソロバージョンをリリース。それぞれ異なる楽曲スタイルで“昭和の男らしさ”を現代に届けている。関西でも精力的にキャンペーンを展開中だ。
浅草発の人力車男子ユニット「東京力車」
東京・浅草で車夫として人力車を引きながら、歌手活動を並行して行っている3人組男子「東京力車」が2月発売CD「俺らしく…」の追走盤として10月にそれぞれがソロで歌ったバージョンを10月に発売。普段なかなか来られない大阪でラジオやテレビに精力的に出演した。

自作詞×木村竜蔵の楽曲で個性を発揮
彼ら自身が作った詞とシンガー・ソングライター、木村竜蔵(鳥羽一郎の長男)の曲という組み合わせ。最年長の静岡県出身、石橋拓也(33)の「ラブハラスメント」はビートを効かせたロック調、滋賀県出身の白上一成(31)の「DOKIDOKI~愛のビート」はパラパラ調でノリ良くリズミカル、兵庫県出身の田井裕一(31)の「人は花」は静かなムードのバラード調と全て曲調は異なるが、全部がラブソングでそれぞれの個性あふれる詞には恋愛観が投影されている。

トリオ体制で磨かれた個性と一体感
スタート時はもう少し多人数で、メンバーの変遷があり現在はトリオに。そしてそれぞれの個性を生かしたシンボルカラーと楽曲を立体的に組み合わせて推しファンが膨らんでいく。これって紅白常連となった3人組の先輩「純烈」とどこかオーバーラップする。

「昭和の俺らしく…」を貫く姿勢
石橋は「お陰さまで〝今日は全くのオフ〟という日は確かに減りました。でも車を引く日数は減っていません。地方を回らせて頂いても、行き先がたくさん出来てきました。街で声を掛けられる事も増えました。全員、好きで始めた仕事ですから〝ありがたいな、うれしいな〟という日々です。世間はジェンダーレスの時代ですが、僕たちはあえて昭和の〝俺らしく…〟という世界観を車夫という仕事も含め意識しています」と話す。
3年目の現在地、全力で前へ
現在のメンバーになって3年。全員が「真っ直ぐ」「全力」「一直線」と、今どきのはやり言葉で言うと〝ワークバランスを捨てた〟感覚で額に汗して前だけを見詰めている。
(畑山 博史)
