少子化で府立高再編 15年後25%減へ 大阪府

 大阪府の吉村洋文知事は8月18日の定例記者会見で、少子化を踏まえた府立高の再編整備方針を示した。15年後に高校生となる世代では、現在の卒業予定者約6万5000人が約4万9000人に減少し、現状の約75%にとどまるとの見通しを基に、府立高の在り方を見直す方針だ。

「数減らすだけでなく質向上を」府立高再編に着手

 府立高の再編整備方針を示した大阪府。教育の質向上を目的に、単なる学校数の削減にとどまらず、校舎の建て替え・改修や商業・工業系など専門教育の高度化、学習や生活に課題を抱える生徒を支援する体制の強化などを進める。
 再編の具体的な計画については、同日の総合教育会議などで議論が続けられているが、学校名や実施時期は明言されていない。一部報道では「今後15年間で32校を削減」との見方があるが、大阪府は「人数動態を前提に、長期的視点で最適化を目指す。重要なのは教育の質だ」と述べるにとどめた。
 今後は地域の通学環境や学科配置のバランス、老朽校舎の改修ニーズなどを総合的に考慮し、統廃合や定員の見直しを段階的に進め、専門性の高い教育や支援体制の充実を図る考え。