UAEパビリオン前で伝統舞踊 19日も披露へ

 アラブ首長国連邦(UAE)パビリオンの前で、時折見かけるパフォーマンスシーン。
 パビリオン前で打ち合わせをしていると、突如白い正装をした男性たちが集まり、伝統的な踊りと歌を披露し始めた。

 「アヤラ」と呼ばれる伝統舞踊で、結婚式や誕生日などおめでたい時に披露するもので、同国の文化に根付いていて、昔から継承されている。

 パフォーマーの笑顔がすてき!

 歌と踊りが始まるとあっという間に群衆が集まり、周りは隙間のないほどの人だかりができた。

 また観客は目の前だけでなく、大屋根リングの上にも多数の観客がいて、このパフォーマンスを楽しんでいるようだった。

 このパフォーマンスは、9月19日にあるUAEのナショナルデーへの布石ともいえるもので、当日には様々なイベントが開催される。

 ナショナルデーのオープニングを飾るのは、午前10時から約30分間行われる「UAEの⽇」パレード。 セルビア館前からEXPO ホール「シャインハット」まで、同国の伝統的なパフォーマンスチームやパビリオンのユースアンバサダーがパレードして祝祭の幕が開く。

 同11時からはEXPO ホール「シャインハット」で公式式典が行われる。

 午後2時15分から同7時までは不定期で、伝統舞踊アヤラのパフォーマンスを同パビリオン前で行う。

 同時並行で、午後2時半から同4時15分の間に、⽂化ワークショップがパビリオン内で開催される。
 伝統的な編み細⼯「クース」や同国の⼥性たちに受け継がれてきた伝統的な装飾刺繍の技法タッリの実演、ベドウィン(遊牧⺠)の⼥性たちによって受け継がれてきた伝統的な織物技法アル・サドゥ、ウードやローズなどを⽤いた⾹⽔調合のアルティーブ体験などができる。

 午後5時から同6時半の間は、写真体験「エミラティの⽇常」がパビリオン内で行われる。来館者はエミラティの⺠族⾐装を⾝にまとい、同国を象徴する⾵景を背景に記念撮影を楽しめる。

 どれも予約なしで、当日パビリオンに行けば体験できるものばかり。混み具合によって待ち時間がでたり、混雑回避のための制限などもあるかもしれないが、基本はパビリオン内には自由に出入りでき、各イベントも参加は自由だ。

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