マイナンバー法改正案 保険証廃止しカードに一本化

 健康保険証を廃止してマイナンバーカードに一本化するマイナンバー法など関連法改正案が衆院本会議で与党などの賛成多数で可決、衆院を通過した。改正案が成立すれば、政府は2024年秋に保険証を廃止する方針。カードを持たない人が保険診療を受けるには、新たに発行する「資格確認書」が必要になる。任意のはずのマイナンバーカードを事実上義務化することに、反発の声もあがっている。

 改正案には、給付金事務の迅速化のため、行政機関が把握済みの住民の口座を公金受取口座として登録する制度を創設する規定も盛り込まれた。不同意の意思表示がなければ、登録に同意したとみなす。