大谷大「OTNサンド」7日登場 味も価格も学生目線

西森愛菜さんたち学生7人で開発したOTNサンド

 大谷大学(京都市北区)は、大谷大学学生会が中心となって新商品のサンドウィッチ「OTNサンド」を開発したと発表。約1年に渡って敢行された新商品の開発は「大谷サンドwhichプロジェクト」と呼ばれ、2023年に開発した尋コーヒーに次ぐ学生発の商品開発の第2弾。
 西森愛菜さん(文学部 歴史学科 第4学年)と北山航大さん(文学部 歴史学科 第4学年)ら7名が中心となり、約350の応募案から、学生や教職員による2回の試食会を経て、選んだのがOTNサンド。OTNはSNS上で使われる大谷大学の略称であり、オニオン、トマト、ナチュラルチーズと使用している材料の頭文字という2つの意味があり、トマトの赤とナチュラルチーズの白は大学のスクールカラーでもある。
 北山さんは「商品開発のプロセスで、食べたいサンドウィッチを追求していくと、値段やサイズなど現実的な問題にぶつかり、その中で許容できる形に落とし込む体験をしたことで商品開発の難しさを学んだ」という。
 OTNサンドは既存のサンドウィッチと同じ大きさで、値段は230円。7月7日から学内のカフェで販売されるが、今後の売れ行き次第では、すぐに消えてしまう可能性もあるという。果たして学生たちの苦労の成果は市場の評価を勝ち取れるのだろうか。

OTNサンドを開発した西森愛菜さん(前列左)と北山航大さん(同右)