
VOCO大阪セントラル(大阪市西区京町堀1−7−1)1階のレストラン、カフェ&バー「LOKALHOUSE」で9日から提供中の〝まるで絵本に出てくるスイーツ〟のような「世界観溢れるアフターヌーンティ」に、ときめく人が続出しているという。

その名も「ことりローズガーデン」。なんとも優雅で気品溢れるネーミングの由来は、同ホテルがバラの名所として知られる中之島公園と靱公園に中間に位置し、時期的に見頃を迎えるバラ園巡りを楽しんでもらいたいという思いから、考案。昨年から期間限定で提供されている人気のアフヌンだ。

今年は、アクアブルーやピンク、イエローなどパステルカラーを基調に心踊る見た目に仕上げ、鳥かごをイメージした3段スタンドにスイーツ6品、セイボリー3品。さらに2種のジャムを添えたスコーンプレートと特製モクテルがセットになって6,000円(税・サ込み、数量限定)。

プレートの随所に散りばめられた同ホテルブランドの象徴・小鳥がなんとも愛らしい。自家製スコーンも小鳥の形をしているのに気づいて、思わずほほえんでしまった。
いずれのメニューもフォークやナイフで形を崩すのがためらわれる完成度の高いビジュアル。心の中でごめんなさいと呟き、食べてみるといろんな風味と食感が口いっぱいに広がり、メニューごとに異なる驚きと感動が生まれる。
中でも強く記者の印象に残っているのが、写真の「フォルトゥナ・ムース」。花冠をあしらったチャーミングな卵にまず目が釘付けになり、割ってみると中もちゃんと卵を模して、白身の部分はふんわり軽い口どけのココナッツムース。中央にはトロピカルなマンゴージュレで黄身を表現。卵の下には鳥の巣に見立ててカダイフを敷き、多彩な食感が楽しめるこだわりぶり。
スイーツの合間の箸休め、口直しに用意されたセイボリー(塩気のある食べ物の意)は赤・緑・黄の彩りの美しさもさることながら、隠し味の効いた3品に夢中になり、休めるべき箸が止まらなかった。
バラが見頃の期間限定となるので、気になる人はURL(https://www.lokalhouse.jp/)へ。(西村由起子)

■イタリアンレストラン&カフェ・バー「LOKAL HOUSE」/大阪市西区京町堀1−7−1VOCO大阪セントラル1F/電話06(6445)1100
