〝アングラ〟と呼ばれた劇団の世界感 「ジャパン・アヴァンギャルド」演劇ポスター展 関西初開催

 扇町ミュージアムキューブCUBE02(北区南扇町6-26)で、1月22日~2月16日に「ジャパン・アヴァンギャルド- アングラ演劇傑作ポスター展 -」が開催される。

 寺山修司生誕90年の節目の年を迎え 、アングラ演劇の興隆を支えた当時の貴重な公演ポスターが集結する。かつての扇町ミュージアムスクエアで上演された作品ポスターも数点展示予定だ。開催時間は午後1時~同8時(入館は同7時半まで)。料金は、一般1,500円、大学・専門学生1,000円、高校生以下無料で、チケットはチケットぴあ、ローソンチケット、イープラスで購入。

 状況劇場や天井棧敷、黒テント、自由劇場、大駱駝艦など、1960〜1980年代半ばにかけての演劇界は、いわゆる商業演劇とは一線を画した〝アングラ〟と呼ばれる劇団が勢いを持ち、独特の世界を創り上げていた。そしてそれらの公演ポスターは、一流のアーティストの手によって創られ、熱いメッセージにあふれている。現在は美術的評価も高く、当時公演用に限られた数しか製作されなかったため、現存するものは僅かだ。当展覧会では、100点を超える当時のアングラ演劇の傑作ポスターを見ることができる。

■扇町ミュージアムキューブ /大阪市北区南扇町6−26/電話 06(6766)4166