京都市にあるプロダクトデザイン会社のパブリックサービスが7月19日から約1週間、「ミラノサローネ2024」に出展した作品の展示会を京都・五条の「FabCafe(ファブカフェ) Kyoto」で行った。10人の職人で開発・制作したコーヒーツール「COFFEE CEREMONY(コーヒーセレモニー)」を披露した。
19日には、報告会と題して関係者や職人、デザイン関係者などを招待し38人が来場。「ミラノサローネ」の出展報告や作品について解説したほか、若林佛具製作所(同)や東レ(東京都中央区)などで作品プロデュースを手掛ける蒔田勇輔さん(コンストラクト代表)がゲストとして登場し、ミラノサローネや同社の作品について意見を述べた。
同社が手掛けたコーヒーツールについて大津寄信二代表は「日本の茶道具にヒントを得て、竹などさまざまな素材を活用し、コーヒー道具として世界に知らしめたいと思ったことがきっかけ」と話した。
「ミラノサローネ サテリテ」は選考に通過した35歳以下のデザイナーが出展できる企画で、若手デザイナーの登竜門といわれる。