新紙幣発行に合わせて、発酵熟成〝舞昆〟の福袋「諭吉袋」を販売

 塩昆布風発酵食品を提供する大阪のこんぶ屋「舞昆のこうはら」は、7月1~31日の期間限定で、旧一万円札でしか購入できない「諭吉袋」(税込1万円)を販売する。

 7月3日から千円、五千円、一万円の3種類が改刷され、新しい紙幣が流通する。40年にわたり〝諭吉〟の愛称で親しまれた一万円札の福沢諭吉は渋沢栄一の図柄に変わる。

 同店では高齢の利用者が多く、そのほとんどが支払いを現金で行っている。にもかかわらず各店舗内の自動釣銭機が、新紙幣対応に間に合っていないことから、この課題を解決するために、旧一万円札でしか買えない夏の福袋の販売を開始する運びとなった。

旧一万円札でしか買えない〝諭吉袋〟

発酵熟成の〝舞昆〟は普通の塩昆布とはちょっと違う

 最初で最後の「諭吉袋」と銘打つだけあってお得なバリエーションとなっているという。「赤富士舞昆」よりどり12袋に「たもぎ茸舞昆」の小袋おまけ付きで、1万2,960円相当の品がセットに。気になる「たもぎ茸」だが、北海道の森に自生する黄金色に輝く珍しいキノコだ。うまみとアミノ酸が豊富で、肉のような食感と風味があり、記憶や集中力を高める物質も含んでいるという研究結果も出ている。

 「諭吉袋」は、かがや店、田辺店、天王寺店、心斎橋店、大正店、アベノ店、天下茶屋店、エキマルシェ大阪店、北摂工場直売店、美和堂福島店、堺東店、イオンタウン松原店、イオンタウン守口店の全13店舗で販売予定だ。

1万2,960円相当の〝諭吉袋〟
かがや店

■舞昆のこうはら/本社 大阪市住之江区東加賀屋1-3-40