昨秋「第101回全国学生相撲選手権」で13年ぶり9回目の団体優勝を達成した近畿大相撲部優勝祝賀会が大阪市内のホテルで開かれ、日本相撲連盟・南和文会長や日本学生相撲連盟・安井和男副会長ら約300人が出席した。
近大相撲部OB会長でもある西日本学生相撲連盟・西野勉会長が優勝メンバー8選手を従え「団体優勝は13年ぶりですが、その間に準優勝5回、第3位4回と常に上位で健闘していました。3年目の阿部監督にとって初めての全国制覇で感激ひとしおです」と主催者あいさつ。
南会長は「大阪で大正8年に始まった全国学生相撲は昨秋の大会が新たな世紀スタートとなる101回大会。その記念すべき大会を制した近大にはこれからの100年に向けて学生相撲をリードしてもらいたい」とエールを送った。
会場には、チームOBで大相撲の千田川親方(元前頭徳勝龍)や十両力士・志摩ノ海をはじめ、新聞詠み河内音頭家元・河内家菊水丸や上方落語家・桂小文枝ら近大ゆかりの芸能人も多数駆け付け。
最後は近大応援部による近大節と近大校歌の合唱で締めくくった。
阿部智志監督は「三田大生主将や北野泰聖、山崎勝磨両副主将ら4年生部員8人は、急逝された伊東勝人前監督がスカウトした最後の学年。彼らは入学時からコロナ禍で、構内立ち入り禁止や一時帰郷などの苦しい時期をへて、最後に大輪の花を咲かせてくれた。後姿を追ってけい古に励む3年生以下の後輩に最高のお手本です」と感慨深げ。
(畑山博史)