EXPOホールは「太陽の塔」を連想 万博主要3施設のイメージ公開

EXPOホール(大催事場)外観イメージ=日本国際博覧会協会提供
EXPOホール(大催事場)外観イメージ=日本国際博覧会協会提供

 大阪・関西万博を運営する2025年日本国際博覧会協会は11月29日、万博会場に整備する、迎賓館と大催事場、小催事場の主要3施設の概要を公開した。

 1970大阪万博の「太陽の塔」を連想させるEXPOホールは、黄金に輝く円形の大屋根と、荒々しい表情の壁面が大地から立ちあがる力強い姿で、会場全体のシンボルとなる。

 4つの催事施設の正式名称も発表。大催事場は「EXPOホール」、小催事場は「EXPOナショナルデーホ ール」、屋外イベント広場は「EXPO アリーナ」、メッセは「EXPOメッセ」となった。

「おもてなしと感動」空間を創造 我が国と世界をつなげる「輪の回廊」

 迎賓館は世界各国から国王、大統領、首相などの賓客を迎え、歓迎、接遇するための施設。自然光、自然通風、自然素材を使用し、環境性、快適性を両立させて賓客に日本らしいおもてなしと感動を感じてもらう空間を創造。我が国と世界をつなげる「輪の回廊」、我が国の自然を大切にする心を表現した庭園、世界の人々と共有する広い空、そして平明な屋根、それらを和の回廊でつなぐ。

EXPOホール(大催事場)内観イメージ=日本国際博覧会協会提供
EXPOホール(大催事場)内観イメージ=日本国際博覧会協会提供

 EXPOホールは、黄金に輝く円形の大屋根と、荒々しい表情の壁面が大地から立ちあがる力強い姿によって、1970大阪万博の「太陽の塔」を連想させる、会場全体のシンボルをつくる。客席・舞台が一体となった円形劇場は、質感ある純白の布地で包まれ、「いのち輝く未来」を象徴する祝祭空間をつくり出す。