大阪府の「高校完全無償化」 和歌山の12校が参加の方針

 大阪府が進める高校授業料無償化制度について、府は4日、和歌山県の12校から制度への指定希望があったと発表した。吉村知事が明らかにした。指定希望校は全日制8校、通信制2校、専修学校・各種学校2校の計12校。

 府は所得制限のない高校授業料の無償化に向けて、府が定める授業料63万円までは国と府が補助し、超える部分については、私立高校側が負担することで、保護者の負担を実質的に無くす制度をまとめた。また、府民であれば府外の私立高校に通学していても、学校が制度に加入すれば対象となる。

 この制度について府が府内と関西の1府4県の私立高校などに意向調査をした結果、12月1日時点で、和歌山県の12校から制度への指定希望があった。滋賀、京都、兵庫、奈良の各府県については現在、調査中で府は年内に最終的な調査結果を公表する方針。