家計に朗報、激安の24時間フルーツ2号店!バナナ4本入り1袋が100円など市価の2~3割安で販売する無人果物屋の守口店が11月11日、西郷通沿い(守口市)にオープンした。「新鮮なフルーツを気軽に!」というコンセプトで旬の果物を24時間販売している。
店長の森理彰さんは笑顔で「バナナは赤字の時もあります。でも看板商品なので100円は続けていく!」とコメント。ほかにも近郊でとれたフルーツが市場価格の7割程度の価格でずらりと並んでいる。夜中でも店長自らがフルーツを補充しているが、時間帯によっては売り切れる時もある。
森さんは「主な果物は契約農家さんと交渉し仕入れています。今だったら有田みかんや奈良の富有柿が旬。有田みかんは一袋1キロ、約20コ入りで300円です。めちゃくちゃお得ですよ。基本的に市場に流通する青果は形の良いものが並び、少し見た目が悪いものは加工品用にジュースになります。でも、味は同じ。僕らは〝もったいない〟観点から、訳アリ品も積極的に仕入れて安く売るので、農家さんからも納得してもらえる金額で仕入れできています。農家さんが愛情をこめて作ったフルーツを売りまくる!」と歯切れが良い。近郊の農家さんを直接訪れて何年も信頼関係を築き、紹介による取引先も増えているという。若く、体力と気力が充実した果物屋さんのフットワークは驚くほど軽く、早い。
有田のみかん農家さんは「良いものも困っている訳アリ品も全て購入してもらって助かっています」と信頼を寄せている。
守口店はフランチャイズ形態の2店舗目。1店舗目は8月にオープンした城東区の関目店で連日ひっきりなしに、地元の主婦が訪れる人気店となっている。
24時間フルーツを始めるまでは、特定曜日に天神橋筋商店街の軒先スペースでゲリラ販売していた。これが口コミで客が集まり、数時間で売り切れる人気ぶり。関目店に1号店を出した関目店店長の平尾さんは「いつ買いに来てもらっても購入できる店ももちたい」と、無人業態にチャレンジした。これが連日盛況で、SNSをうまく活用し、旬ものの果物畑を紹介する動画や特売情報を精力的に配信している。1日に複数回足を運ぶ常連客もいるのだとか。
販売は袋単位。購入分の合計額を自分で計算して、店内奥にある賽銭箱のようなボックスに投入する仕組み。現金のみの取り扱いで計算用の電卓や両替機も設置されている。
オープン初日、噂を聞いた主婦から編集部にコメントが寄せられた。「関目のお店は知ってたんですけど、ちょっと距離があるからいけなくて。安いし、おいしいし、みかんもすぐに買えるから、傷みにくく、箱買いしなくてもいい。有田みかんは濃厚で甘みと酸味のバランスが絶妙で、歩いて3分のところに住んでるから、ちょくちょく覗けるし、夜買えるのもうれしい!」と早くも地域に衝撃を与えている。
■24時間フルーツ守口店/守口市西郷通2-11-18