街のお手伝い屋さんは、元クラブDJ

貸し切りイベントやパーティーでDJの腕前を披露

 結成20年、キャップとヘルメットがトレードマークのコンビDJ、ゆた&PUCCHO(ぷっちょ)。彼らは音楽やダンスを楽しむクラブで、その場の雰囲気に合わせて選曲し場を盛り上げるクラブDJだ。

 二人はコンビの目標にしていたクラブ「UNDER LOUNGE」にレギュラーとしてパフォーマンスするところまで登りつめた。その後、クラブDJとしての目標を達成したという充実感がある一方、将来の不安が漠然とあったという。また、当時(2010年頃)にあった風営法のダンス規制などで、大阪のクラブが相次いで閉店していった。

 活躍の場を失った二人は、「新しいことにチャレンジしてみよう」と街のお手伝い屋さんを開業。パーティーの出張DJから家の電気の困りごとや壁の塗装、植木の剪定(せんてい)まで何でもお手伝い。一見、強面(こわもて)のPUCCHOさんは器用に電気工事士や、整理収納アドバイザーなど多数の資格を保有し、コミュニケーション能力も高く、愛嬌(あいきょう)のあるゆたさんが接客や販路拡大を行った。

 今では「みんなを笑顔にする仕事」に誇り持っている二人。「お客さまに呼ばれれば、どこにでも飛んでいきます」と、関西全域をサービスエリアにしている。

もはや、お手伝いというよりプロ顔負けの手際のよさ
テラスで伸び放題の雑草に苦戦するDJゆた
コンビDJとアシスタントの3人で別荘の修理作業のお手伝い
すっかり見違えるようになったテラス。「海が綺麗に見える」とオーナーから感謝のことばをもらった

■お、キャップのお手伝い屋さん/080(3739)6049/インスタグラム DJ PUCCHO  @cap_otetsudai / DJゆた @yutayuta5050