新感覚アートで〝印象派の世界〟に没入 イマーシブミュージアムを記者が体験

新感覚アートで〝印象派の世界〟に没入新感覚アートで〝印象派の世界〟に没入 

 壁面や床面に絵画を投影し、音響と組み合わせて「印象派」の世界観に没入体験できる「イマーシブミュージアムオオサカ」が福島区福島1の堂島リバーフォーラムで開かれている。9月6日まで。

 近年、演劇やアート、エンターテインメントなどで流行している〝没入感〟をキーワードにした新たなアート体験プログラム。鮮やかな色彩が特徴で、日本で人気の高い「印象派」がテーマ。会場の四方に設置された高さ6㍍のスクリーンと約450平方㍍の床面に、印象派の名画を投影。世界的に人気のあるクロード・モネの「睡蓮」やドガの「踊り子」、ルノワールの「ムーラン・ド・ラ・ギャレットの舞踏会」など印象派を代表する画家の約80作品が映像化されている。

 記者も実際に体験してみた。中に入ると一面にアートが投影されていた。動き出す絵に、まるで絵画の世界に入り込んだような感覚になる。会場内には寝転べる大きなクッションがあちらこちらにあるので、自分好みのスタイルで鑑賞できる。ただ数が限られているためクッション待ちをする場合も(この日は平日の午前10時だったが、大きめクッションはすでに満席…)。気に入ったクッションで鑑賞したいなら開園時間より早めに並ぶのがオススメかも。

イマーシブミュージアムを記者が体験

 投影時間は35分ほどで入退場は自由。最後の5分は「写真撮影タイム」で、絵の動きがゆっくりになり、それぞれ好きなアングルで撮影ができる。

 美術館が好きな人はもちろん、絵画にあまり興味のない人も新しいタイプの体験を楽しんでみてはどうだろうか。
 時間は午前10時~午後8時。入場料は大人2500円、中高生1700円、小学生700円で、小学生以下は無料。