地域のものづくりを身近に MOBIO子ども向け体験イベントに大阪の中小企業9社が出展

板金部品を組み立てミニカー制作(記者撮影)

 大阪府内のものづくり中小企業9社が参加する体験イベント「くるぞ、工場。~大阪のものづくり体験が集結~」が18、19の両日、大阪市北区のグラングリーン大阪うめきた公園ノースパークで開かれた。大阪府と公益財団法人大阪産業局が運営する、ものづくり中小企業の総合支援拠点「MOBIO(ものづくりビジネスセンター大阪)」が主催。来場者が企業の技術を体験できるワークショップなどを通じ、大阪のものづくりの魅力を紹介した。

 会場には、大阪市、八尾市、東大阪市、四條畷市、河内長野市、などの企業が出展。金属を加工して形を作る「へら絞り」や板金部品を組み立ててミニカー製作、鉄を曲げて射的銃を作る体験、ファンシーペーパーを使ったパッケージ製作など各社の技術を取り入れた体験を用意した。

射的銃体験(記者撮影)

 今回のワークショップには、子どもたちが実際に手を動かしてものを作る楽しさを体験してもらい、ものづくりに興味を持つきっかけにしてもらう狙いがある。ものが作られる仕組みを体験を通じて知ることで、地域で行われている「オープンファクトリー」などの工場見学にも関心を広げてもらう考えだ。MOBIO の矢野さんは「体験を通じて仕組みを理解し、小さい頃の思い出として残ってくれたら。将来、今回の体験を思い出してもらえたら」と話す。

 また、こうした体験を将来の進路や仕事を考えるきっかけにつなげることも目指す。地域の企業を知ることで、身近な地域にもさまざまな企業があることに気付き、製造業を進路の選択肢の一つとして知ってもらう。子どもだけでなく、付き添う保護者に地域企業を知ってもらう機会にもなる。

日本らしい文化を身近に感じてもらえる体験を―  企画の出発点はインバウンド

 日本らしい文化を身近に感じてもらえる体験を―。松よし人形の代表取締役、小出さんが今回の企画を考えた出発点は、訪日外国人客(インバウンド)への関心だった。着物など日本の身に着けるものには、柄や模様に願いや意味を込める文化がある。こうした日本独自の文化を、より身近な形で伝えたいと考えた。

 そこで目を向けたのが 、土産として持ち帰りやすく、縁起の良いもの。日本のお守りやダルマなど、子どもにも親しみやすいものを通じて、日本文化に込められた思いを感じてもらいたいという。

 小出さんは「日本には、幸せになってほしいという思いを込めたものがたくさんあります。実際に手に取ってもらうことで、そうした日本文化を感じてもらえたら」と話している。

雛の衣裳生地で作るがま口キーホルダー制作(記者撮影)
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