最新テクノロジーでモネら「印象派」の芸術作品の世界に浸る体験型ミュージアム「Immer(イマーシブ)sive Museum(ミュージアム) OSAKA」が大阪市福島区の堂島リバーフォーラムで開かれている。鑑賞から体感へ、絵画への新たな関わりを提示する。9月6日まで。
「Immersive」は「没頭させるような」の意。特別な音響効果と壁面・床面に投影される映像を組み合わせて、広大な屋内空間に名画の世界を再現する。来場者は空間内を歩いたり、クッションに座ったりしながら、全身で名画の世界に入り込んだような体験ができる。
日本開催第1弾となる今回のテーマは「“印象派”IMPRESSIONISM」。19世紀の西洋絵画研究で知られる早稲田大文学学術院坂上桂子教授監修の下、クロード・モネら印象派を代表する8人の画家と約80作品を選定し、八つのシーンにわけて構成する。
19世紀当時にモネが見たであろうフランスのル・アーヴル港をCG技術を用いて実際の絵画作品と融合させたり、同じ風景の異なる瞬間を切り取った作品群を連続的につなげたり、さまざまな手法で印象派の世界に“没入”させる。
公式アンバサダーの女優、山之内すずさんは実際に体験し、「これまで味わったことのない感覚」と声を弾ませ、「アートに詳しい方でも、敷居が高いと感じている方でも、老若男女問わず楽しめる」と太鼓判を押した。
撮影可能。場外にはあっと驚く仕掛けが施された2作品も展示する。
午前10時~午後8時、一般2500円、中・高生1700円、小学生700円。問い合わせは電話0570(200)888、キョードーインフォメーション。