大丸梅田店で7月15日から8月3日まで開催されているキューライス万博「Q-RAIS EXPO」を取材した。会場は同店7階の特設会場。

少し前に大丸梅田店の地下2階での取材の後、「次はキューライス万博があるので」と言われ、「今度はライス関係のフードイベントか」と思ったら、全く違った。そんな筆者がみたキューライス万博「Q-RAIS EXPO」の不思議と魅力を伝える。
キューライス万博「Q-RAIS EXPO」というのは、漫画家で絵本作家でアニメーション作家でもあるキューライス氏の創作の軌跡を総合的に紹介する大規模な作品展で、昨年は東京や金沢で開催し、今回大阪で大々的に展開する初めての作品展。
会場内は7つの「館」に区切られていて、カラフルな壁の色と、テーマごとに分類されており、作品が所狭しと並んでいる。




展示作品には、貴重な原画をはじめ、その原画から作成したカラーのイラストやXコマ漫画、立体造作などさまざまなものがある。




また要所にはフォトスポットも用意されていて、素通りすることを許してくれない。



キューライズ氏は、漫画、イラスト、絵本、アニメーションなど多岐に渡る分野で数々の作品を世に送り出している注目のアーティストで多才な人物。しかし、会場内の作品を通じて、普段は自宅の作業空間にこもって黙々と作業をしており、昼は手作り弁当を食べるというとても素朴な生活を送っていると自己紹介している。

このギャップにはかなりの衝撃を受ける。最後に辿り着くキューライス館は、彼の作品とともに、経歴や生態に触れることができる貴重な空間になっている。



作品展では、 「ネコノヒー」「スキウサギ」「悲熊」「シカしかいない」「絶滅寸前の動物ハッチンパモス」など、人気作品の中から選りすぐりのキャラクターたちの魅力を、各館ごとに分けて紹介していて、彼のファンにとっては堪らない内容だ。



一般来場者も鑑賞している中で会場を観て回っていたので、あちこちで笑いが聞こえたり、声を抑えた歓声が上がっていて、ハマる人にはハマっていることを体感して、すでにファンだったり、彼のユーモアとセンスに共感できる人ならどハマりすること間違いなしだと感じた。 来場者も老若男女、幅広い層に受け入れられていることが確認できた。
逆に事前知識がほとんどなく巡ってみた筆者は、所々でクスッと笑うことはできたが、周りで大ウケしている人たちのようにはならず、複雑な心境だった。それでもキューライス氏の日常を切り取って作品に昇華させるセンスや、言葉の選び方や表現方法などのユニークな視点には感心する場面が多々あった。




より深く理解しようと思って、会場内を何度も最初から最後まで行ったり来たりして巡って回ったのだが、この作品展を自分の中で納得のいく形で落とし込むことができず、過去一番に難しい展示物の鑑賞だったかもしれない。
最後に忘れてはいけないことが! 会場内にキューライス氏はパッチンラモスのイラストを12カ所に描いているので、探してみよう。隠れているものもいれば、隅っこにいたり、はたまた目の前にいたり。





何かと不思議な作品展だが、ある意味だからこそ多くの人に体験してもらいたいとも感じた作品展だった。
作品展示用のエリアが終わると、通路を挟んでグッズの販売エリアへ誘導されたのだが、そこには違ったキューライスワールドが広がっていた。「こんなにあるのか!」というほどのさまざまなグッズが並んでおり、特に書籍の多さに驚いた。ファンにとっては夢の国なのかもしれないが・・・。



入場時間は午前10時から午後7時半(同8時閉場)。入場料は税込で、一般1,700円、高校生1,000円、中学生900円、小学生700円、未就学児無料(保護者=18歳以上同伴で入場)。
詳しくは、公式サイト(https://www.qrais-expo.com/)へ。
