ドッグフードの開発・販売を手がけるplust(大阪府八尾市)は、人間用食品と同等の基準で管理した原材料を使用するドッグフードブランド「PURSUIT OF LOVE(パシュートオブラブ)」を展開している。
同社の製品は、厚生労働省管轄の食品工場で製造している点が特徴。全ての原材料を人間用食品と同等の基準で管理し、〝人も食べられる〟品質を実現している。
背景には、ペットフードと人間の食品で適用される法律が異なることによる表示制度の違いがある。ペットフードは「ペットフード安全法」に基づいて表示されるため、人間の食品ほど詳細な表示義務がなく、原材料の実態が分かりにくいケースもある。同社は、こうした業界の課題がペットの原因不明のアレルギーなどにつながる可能性もあると指摘している。

原材料は漁港や農家、畜産農家などへ直接足を運んで確認し、鮮度や安全性を重視して選定。多くのドッグフードは、専門業者から仕入れた飼料用原料から作るが、代表の加藤優社長は「一部の食材だけではなく、全原材料を人間用食品として扱えることにこだわっている」と話す。

昨今ペット業界でも健康志向が高まり、人が食べても安全なフードとして「ヒューマングレード」という考え方が出ていた一方、一部にのみ人間用の食材を使用してヒューマングレードをうたうケースもある。同社は全原材料と生産方法両方にこだわって生産しており、姿勢が、愛犬家からも支持を得ている。
主力商品は「きらきら ぼくらのなみだごはん」と「もりもり ぼくらのげんきごはん」の2種類。「きらきら」は涙やけ対策を意識し、低鉄分の若鶏ささみやトマト、モロヘイヤなどを配合。「もりもり」はポークレバーや緑黄色野菜を使用し、免疫力や皮膚・被毛の健康維持を目指した配合としている。

販売は自社ECサイトを中心に展開するほか、心臓や腎臓、肝臓に対応した療法食を動物病院向けに卸売りしている。近年は予防医療を重視する動物病院からの引き合いも増えているという。
今後はフード事業にとどまらず、ペットサロンや動物病院、ペットシッターなどを組み合わせたサービスを備える住宅地の開発構想も掲げ、ペットと暮らしやすい街づくりを目指す。
■株式会社plust/八尾市跡部本町1-3-1/072(900)2670
