理系女子の躍進も 「神戸賞」で高校生ら研究発表

 公益財団法人中谷財団(東京)が、独創的で優れた業績をあげた研究者などを表彰する「第3回神戸賞」の授賞式が5月31日、神戸市中央区のポートピアホテルで行われ、「光るタンパク質」を改良し「生きたセンサー」として医療に役立てた理化学研究所の宮脇敦史氏が大賞に輝いた。会場には関係分野の専門家と兵庫県内のスーパーサイエンスハイスクール(SSH)の生徒らが集まった。
 授賞式後には、生徒らによるポスターセッションが行われ、30近いプロジェクトが紹介された。生徒らはプレゼンを行った後、大学教授や研究者らから専門的な質問を受けたが、あらかじめどんな質問が来るかを生徒らは想定しており、しっかりと回答していた。「検証の仕方やデータの取り方など課題もある」といった厳しい指摘もあった一方、「失敗を恐れず継続して」と期待も寄せた。当日は女子生徒の参加が多く、理系分野にとって明るい兆候だった。
 専門家の一人は「生徒が専門家から直接意見を聞ける機会は多くない。神戸賞の取り組みがもっと広がれば」と話していた。

専門家を前に「塩漬けによる葉の抗菌効果の向上」について発表する神戸市立六甲アイランド高校の女子生徒ら=5月31日、神戸市中央区(岡野健将撮影)
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