伊藤忠とブックオフが連携 ファミマ網生かしリユース強化

 伊藤忠商事(大阪市北区)は18日、中古品販売大手のブックオフグループホールディングスと資本・業務提携を結んだと発表した。伊藤忠は2月26日(予定)、ブックオフGHD株式の5・01%を取得する。取得株数は87万9000株。既存株主から市場外で買い取る。

 背景には、中古品を再利用する〝リユース〟市場の拡大がある。物価高で割安な中古品を選ぶ消費者が増え、環境に配慮した消費への関心も高まっている。国内の市場規模は2024年に約3兆3000億円に達し、15年連続で拡大。2030年には約4兆円規模になる見通しという。

 ブックオフGHDは、全国で「BOOKOFF」などを展開。本やCD、DVDに加え、衣料品やブランド品、スポーツ用品なども扱う。国内外に約840店舗を持ち、アプリ会員は約987万人。年間の利用者は約8800万人に上る。

 一方、伊藤忠商事は、傘下のファミリーマート約1万6400店を生かし、店舗とスマートフォンなどのデジタルサービスを組み合わせた販売戦略を進めている。1日当たり約1800万人が来店する強みがある。

 今回の提携では、ファミリーマートの店舗網を活用し、中古品の回収や販売につなげる仕組みづくりを検討する。海外展開や新たなサービス開発も視野に入れる。

 伊藤忠商事は〝中古品をより身近な選択肢にし、資源を無駄なく使う社会づくりに貢献したい〟としている。

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