「第1回歌謡フェスティバル」(「カラオケ広場 遊遊」主催)が9月27日、大阪市浪速区の新世界「ZAZA HOUSE」であり、81人のカラオケ愛好者が、心行くまで昭和歌謡を熱唱。浅田あつこさん(徳間ジャパンコミュニケーションズ)ら関西を拠点に活動しているゲスト歌手も出演し、ステージと客席が一体となった歌謡ショーが繰り広げられた。
新世界は道頓堀と並ぶ興行のまちとして人気を集めた歴史があり、大阪のシンボル・通天閣の地下には「通天閣歌謡劇場」(2013年閉館)があった。その代役を務めるかのように、昨年6月、「ZAZA」がオープン。大阪の劇場文化を発信する情報拠点として期待されている。
この日のステージでは、老若男女が思い思いの衣装でマイクを握り、昭和史を彩った歌謡曲に挑戦。会場の声援を浴びながら、心を込めて歌い続けた。
8人のゲスト歌手も〝プロの歌声〟で聴衆を魅了。奥田晃一さん(キングレコード)の声援に駆け付けた布川廣志さんも「ゲスト歌手は、さすがプロといった感じ。通天閣劇場の最盛期のような隆盛をZAZAに期待したい」と満足した表情だった。