宮原知子さんも登場 関西大学スケート部が特設リンクで演技披露

大阪万博最終日、朝9時からイタリアパビリオンの前の広場にスケートリンクが登場し、館内に展示されていた2026ミラノコルティナ冬季オリンピックで使用するトーチが、オリンピック会場へ向けて旅立った。
イタリア陸軍音楽隊による演奏で幕を開けた式典では、イタリア政府代表のマリオ・ヴァッターニさんの挨拶に続いて在大阪イタリア総領事のフィリッポ・マナーラさん、ミラノ・コルティナ2026 CEOのアンドレア・ヴァルニエールさんなどが登壇した。

その後、聖火ランナーを務める元オリンピック・パラリンピックメダリストのカロリーナ・コストナーさんとマルティナ・カイローニさんが、館内へ移動し、そこで展示されていたトーチを受け取りステージまで運んできた。


ステージではトーチ返還セレモニーが行われ、重厚なケースにそれぞれのトーチが収められ、厳重に閉じられて旅立って行った。



日本を代表して元スケート選手の宮原知子さんによる短いスピーチも行われ、最後には、関西大学スケート部の選手たちが特設リンクで演技を披露し、無事に式典は終了。


万博最終日の朝一から多くの観客が集まり、注目度の高いセレモニーだった。

イタリアは最後まで多くの注目を集め、大成功した大阪万博での展示から、スムーズに2026ミラノコルティナ冬季オリンピックへ注目の目を移すことに成功したようだ。