ワインウィークを開催中のチリパビリオンで、20日にチリ産エクストラバージンオリーブオイルのテイスティングとギフトのプレゼントイベントが開催された。

午前11時半開始予定だったが実際は正午から開館し、次々と来館者が列をなしてやってきた。
そのそばで、今回のオリーブオイルICONO(アイコノ)を製造しているMORE社の創業者兼CEOのGiselle Bracamonteさんがオリーブオイルの説明をしたり、クイズを出題したりして、テイスティングを楽しむ人たちにオリーブオイルを知ってもらうための情報提供を行っていた。

クイズに正解すると、オリーブオイルが1本と裏にQRコードが印刷された銅製のメダルがプレゼントされるというなかなか豪華なものだった。


ICONOは、チリのアタカマ砂漠で栽培されたオリーブの木から早摘みで採集されたオリーブを使って生産したもの。アタカマ砂漠は環境が厳しいが、気候の変化が少ないので、安定した品質のオリーブを栽培できることで、MORE社のオリーブオイルは安定して高品質なため、他社と差別化させることに成功している。

ICONOは、単一種のオリーブのみを使用していて、高品質で栄養価が高く、ポリフェノールは通常のオリーブオイルの3倍以上、抗酸化物質も3倍以上含まれているのに酸度は0.2%以下。
ブレッドにつけて試食してみると、ハーブを思わせるフルーティーな香りと強い果実味が特徴で、苦味と辛味がうまく調和しており、癖がなく滑らか。

Bracamonteさんに、どんな料理によく合うのか尋ねてみると「ICONOは、香りがよく、高品質なのでサラダやシーフードなどにかけたりすると最もその良さを引き出せる。逆に炒めたり揚げたりに使うと香りや芳醇さが飛んでしまうのでもったいないかもしれない」と教えてくれた。

チリには多数のオリーブオイルブランドがあるそうだが、その中でもMORE社のICONOは、その生育環境や、品質にこだわった製法などのおかげで、個性的なオリーブオイルに仕上がっており、高い品質を維持していることが他社とは違う特徴だという。
ICONOは、12年ほど前から日本で販売されていて、2024年には日本にあるイタリア商工会が主催した日本オリーブオイル賞で金賞を受賞したり、楽天市場でも2024年に最も販売されたオリーブオイルと最も高評価を得たオリーブオイルの2部門で認定されてる保証付きの高品質エクストラバージンオリーブオイルなのだ。

そんな贅沢なICONOを先のクイズでは50本も無料でプレゼントしていた。ちなみにAmazonでは250㍉㍑入りボトルが1本約3000円で販売されている。
館内では楽しそうにブレッドをオリーブオイルにつけてテイスティングしている家族や友人グループ、カップルなどが思い思いに時間を楽しんでいた。



テイスティングイベントは1時間半ほどで終了し、その後パビリオンは通常営業に戻り、一般に開放し、夕方6時からはワインのテイスティングを行った。