台風で延期されていた北欧パビリオンでのザリガニパーティがついに9月7日に開催された。

配布した整理券はあっという間になくなり、その人気の高さが伺える。

会場となっていた3階のルーフトップカフェでは、ザリガニパーティ用の飾り付けやテーブルの上にもザリガニグッズが置かれていて雰囲気もたっぷり楽しめた。


ザリガニの被り物を被ったスタッフや頭にザリガニが乗ったカチューシャをつけたスタッフなど盛り上げ役も準備万端で来場客を出迎えた。



注文してから待つこと10分弱。登場したのがこちらのザリガニプレート。

「小さいロブスターか、はたまたザリガニか?」見るからに子どもの頃捕まえて遊んでいたザリガニにしか見えない。

今回は北海道から空輸してここのキッチンで2日間かけて茹でた後に漬け込んだ本格的な調理法で味付けしてしたそうだ。
食べてみた感想は「悪くない」だろうか。普通に食べられるし、臭みなどもなかった。「ちょっと淡白なロブスター?」とでも言えばいいのか。食べ方は胴体と尻尾を千切って二つにして、尻尾側の殻を剥いて中にある身を食べる。また爪の部分はまさにカニを食べるときと同じ。ただ殻を割る道具がないので素手とフォークでちょっと苦戦しながら殻を解体して中から身を取り出さないといけない。他にも半分にした胴体の方は割った部分から中身を吸い出す形で楽しめる。



ただ、食べ出すと、カニを食べる時のように食べることに集中して会話が減るのは日本人の特徴かもしれない。現地ではザリガニパーティというだけあって、喋って、歌って、踊って、と騒いで食べるので、静かに黙々食べることはない、ということだった。
ルーフトップのカフェでもスタッフが食べ方を説明する際に、歌を歌ったり、踊ったりとパーティの雰囲気を演出していて、現地の空気感を楽しむこともできた。





プレートにはザリガニが4匹、小さなエビが6つ、他にサラダやブレッドなどが乗っていて量的にはそれなりにあったが、シェフに確認してみたところ、現地ではパーティで山盛りのザリガニからつまんで食べるので、10匹弱くらいは食べるということだった。ただパーティにはザリガニ以外にエビもあればロブスターが出ることもあるし、ブレッドやサラダもあり、たくさん食べることは良く判った。
スタッフに写真をお願いすると、次々とザリガニが増殖してしまった!

食糧難対策に昆虫食が取沙汰されたが、今後はそこにザリガニを加えるのもありかもしれない。