終戦記念日の8月15日、大阪市天王寺区玉造本町の真田山旧陸軍墓地で国のために尊い命を捧げた将兵や軍役夫など戦病死者に万灯供養が行われた。主宰は真田山陸軍墓地維持会。
同所は1871(明治4)年に日本で最初に設置された陸軍墓地で、全国で80カ所以上の中でも最大規模。明治新政府軍と旧幕府軍が戦った戊辰戦争から日清、日露、第一次、第二次大戦までの5100基以上の墓碑が並び、8200余りの遺骨が納められている。
当日午後6時、ボランティアスタッフが一つ一つの墓碑と、4月に耐震補強の改修を終えた新しい納骨堂にローソクを立て、同7時に点灯。ローソクの灯りが揺れる幻想的な雰囲気に包まれる中、国家の危機に尊い命を捧げた戦没者に慰霊と崇敬の誠を捧げ、世界の平和を祈った。
今年は戦後80年で国民の大半は戦争を知らない世代に。戦争の虚しさや恐怖、命の大切さを再認識する機会として万灯会は続く。
