
大阪シティ信用金庫(大阪市中央区)は6月10~16日の間、大阪・関西万博の「大阪ヘルスケアパビリオン」で、支援する中小・スタートアップ企業38社との共創企画「未来の生活スタイル〜スマートルーム〜」を展示している。テーマは、健康・快適・サステナブルな暮らしの実現。体験型の展示ブースが来場者の関心を集めている。
開幕となった10日には、平日にもかかわらず多くの人が訪れ、会場は活気に包まれた。AIによる肌診断やアップサイクル家具など、先進的な技術を実際に体験できるブースには長い列もできた。肌診断を体験した女性は「自分の肌の状態を診断してくれて、納得いく結果だった。将来このような機械があったら便利だし、またやってみたいと思った」と感想を述べた。


また、同金庫は来場者限定の特典として、地域金融機関としては初めて、大阪・関西万博のデジタルウォレット「ミャクーン!」に登録されたNFT付き画像を発行するなど、新たな試みも行っている。
同金庫の担当者は「万博という世界的な舞台を通じて、大阪の中小企業の優れた技術と魅力を広く発信したい。将来的には、地域経済を支える基幹産業の創出にもつなげたい」と意欲を見せている。
