【大阪関西万博】コモンズ館D パレスチナ

 現在、イスラエルとの戦闘で注目を浴びているパレスチナ。しかし現実は、その地域全体が戦禍の中にあるわけではなく、大部分の地域は平常な生活を送っている。地域でいうとガザ地区は戦禍の中にあるが、ウエストバンクでは普通に日常生活を送っているので、そういう一面も知って欲しい、と言う。

 いつも戦争をしているわけでもなく、パレスチナにも文化や歴史、人の営みがあり、それらは他のどの地域の人たちが築いてきたものと変わらないものだということを知って欲しい、という思いで来ているとも。

 確かに壁に展示されている写真やモニターを使って映し出されている映像からは、美しい自然や歴史を感じる建物、現地の豊かな食文化などがみてとれる。それらは確かに戦禍にある国の姿ではなく、美しい中東の国1つだというイメージを現していると言える。

 パレスチナ人全員が戦闘員でもなければ、戦争を奨励しているわけでもなく、平和を望む想いは、全世界共通のものなのだと感じられるパビリオンだ。

>>>【大阪関西万博】各種パビリオン、写真で紹介