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カタール首長の実妹が来日 カタールパビリオンが開館

 大阪・関西万博のカタールパビリオンが正式に開館し、オープニングセレモニーが4月15日に行われた。
 セレモニーではパビリオン前でカタールの伝統舞踊「アルダダンス」を披露、通りがかりの来場者が立ち止まり見入っていた。

演舞が始まったとたん、パビリオンの前にできた人だかり


 現カタール首長の実妹で、カタール美術館の創立者であるシェイカ・アル=マヤッサ・アル=サーニー(H.E. Sheikha Al Mayassa Al Thani)氏が出席。テープカットの際に司会者が話している最中に切ってしまうなど、お茶目な一面を見せた。

セレモニーのテープカット

 パビリオンは、カタールの「海岸」をキーワードに、同国の海岸線の各エリアの自然や観光、工業、歴史の特徴について写真を交えながら知ることができる12のゾーンとシアターで展開される。土産は、海にちなんだアイテムや工芸品などを販売している。

館内の壁に張り巡らされた幕も海をイメージ
カタールの各海岸線エリアを解説している

 カタールの伝統的なダウ船の帆をモチーフとした設計が特徴の同パビリオンは、建築家の隈研吾さんがデザインした。同氏はほかにも万博内のポルトガル館やマレーシア館、シグネチャーパビリオン「EARTH MART」の建築を手掛けており、注目を集めておる。

ダウ船の帆をモチーフにした同パビリオン