は「未来を担う子どもたちに夢や希望を与えたい」と語った。©創通・サンライズ-1024x683.webp)
大阪・関西万博でバンダイナムコグループが展開する「GUNDAM NEXT FUTURE PAVILION」は、5つのフロアを巡る映像と体験を融合させたアトラクションだ。人々が気軽に宇宙ステーションに移動し、モビルスーツと人類が共存する未来を新作映像で体験できる。

物語の舞台は西暦2015年の夢洲。来場者は軌道エレベーターに搭乗し、地上3万6千㌔㍍の静止軌道を周回する地球連邦軍本部の名を冠した宇宙ステーション「スタージャブロー」の見学ツアーに参加する。
ツアーはレジャー施設に生まれ変わった「テキサスコロニー」やコロニー内での「ビームサーベルを使った農業」、戦争で破壊された残骸などの宇宙ゴミ「スペースデブリ」のリサイクル回収作業に従事するAIパイロットや遠隔操作のモビルスーツが活躍する様子が紹介される。

突如、スペースデブリに偽装したモビルスーツ「ジオング」が登場し、作業中のザクらが応戦するも次々と破壊されていく。混乱する構内で案内役の「ハロ」がつぶやく、「ここジャブローには伝説のモビルスーツがいる」と。ついに背中に「グラスフェザー」を装着し、驚くべき機動性をもった「ガンダム」が登場し、6本の腕から無数のビーム砲を放出するジオングに苦戦しながらも敵を撃破したかにみえたが…というストーリー。

天井や壁に広がる複数の画面を活用した演出、特にガンダムとジオングが高速で戦うシーンなどは目まぐるしく、爆発や駆動音に連動した振動が足元から伝わり、臨場感を高め、映像に引き込まれる。

4月9日の開館式では「機動戦士ガンダム」総監督の富野由悠季氏から「未来につながる研究やビジョンに触れると、50年100年たっても人類の未来のためにやるべき仕事があるんだという希望を感じることができる。多くの人に人類の未来と可能性についての認識を高めていただければ」とのコメントが発表された。