
守口市のものづくり企業人材確保支援事業(もりクルート事業)「守口ものづくり企業見学バスツアー」が1月30日に開催され、大阪府立門真西高等学校の生徒32人が参加した。製造業の割合が高い同市で地元企業に興味を持つ学生に企業の魅力を伝えることが目的。
同事業は2022年から毎年開催され、大手メーカーの協力会社として活躍する地元企業の独自技術や職場環境について、実際訪問することでしか得られないものづくりの魅力や面白さに触れる機会を提供している。
参加者はバス3台に分かれて市内の11社を訪問し、各企業の特色や技術力に触れた。「モリテツ電機」(守口市八雲中町1)では、同社に就職した同校の卒業生、森下功輝さんが工場内を案内。森下さんは「職場の人間環境が良いのと資格取得も応援してもらえるので、続けることができている」と語った。生徒からは、積極的に質問をする姿が見られた。
守口市市民生活部地域振興課の満永優太さんは「市内のものづくり企業は人員不足に直面しており、今回のツアーが企業と学生をつなぐ架け橋になれば」と期待を寄せた。