介護保険料が全国で最も高い大阪市で、市議会の公明党と自民系2会派が結成したプロジェクトチーム(PT)は12月23日、負担軽減策を求める緊急要望を横山英幸市長に提出した。
大阪市の介護保険料は月額9249円で、全国平均の6225円を大きく上回っている。
PTは6月に結成され、負担軽減策を検討してきた。要望書では、地域で高齢者が集える場の創出や、認知症予防教育の推進、独居高齢者支援の強化など10項目を提言。
「保険料の増加が家計を圧迫している」と早急な対策を求めた。
PT座長の佐々木哲夫市議は「保険料の値上げや担い手不足への対応が急務」と訴えた。
横山市長は「複合的な政策で高齢者がいきいき暮らせるまちを目指す」と応じた。