大丸心斎橋店(大阪市中央区)は12月4日、本館6階の時計売り場を65%拡大してリニューアルオープンした。ブームになっている高級機械式時計のカテゴリーを強化。ブランド数を33に増やした。
「ディープなブランド体験」「稀代の逸品と出会える場所」「充実したジャパンブランド」を柱に他店との差別化を図る。20~40代の若年層の売上シェアが拡大していることから、若者支持の高いブランドや富裕層顧客に満足してもらえるブランドもそろえた。
新たにオープンしたのは、190年以上の歴史あるスイスの時計ブランド「ジャガー・ルクルト」やイタリアの高級腕時計ブランド「パネライ」の直営店のほか、革製品の時計ベルトや小物を扱う「ジャン・ルソー・パリ」など。ジャガー・ルクルトは本物の機械式時計でこだわりが強く、時計愛好家や本物志向のシニア層に人気だ。パネライは、ミリタリーから派生した機能性、堅牢性を表現したブランド。スタイリッシュでスポーティなデザインで若年層に人気がある。
日本初の提案型ショップとして、時計専門店ISHIDAグループが運営する新形態の店舗「ラグジュアリー・タイムラウンジ」も登場。ジェラルド・チャールズの腕時計をはじめ、メンズジュエリーのフォッペやフート、イクサガミなどを常設展示するほか、定期的に入れ替える稀少ブランドも扱う。愛好家をはじめ、初めての時計選びまで幅広い相談にも対応する。