在阪の6人組コント集団「プラン9」が架空の現代アート作家にふんし、実在の若手アーティスト3人と共に文字通り9人で美術展「ザ・画廊9」を大阪・なんばのアートギャラリー「LAUGH&PEACE」で開催している。12月1日まで(11月26、27日休廊)、入場無料。
オープニングでは「プラン9」の6人がココハドーコ・ダレ(お~い!久馬)、ランドルト環太郎(浅越ゴエ)など思い思いのアーティスト・キャラクターに変身。井口舞子さんら〝本物〟の現代アーティスト3人と掛け合いながら作品を来場者に紹介するコントを開催。最後はアートのイベントらしく「しり取り」ならぬ「しり取りお絵かき」に全員で挑戦。「何書いてるんか全然分からへん!」「ホンマにアーティスト?」と掛け合いながら、観覧者も飛び入り参加し、会場は爆笑の渦に包まれた。
絵画や立体造形だけでなく人形やシューズなどさまざまな素材を使って工夫した作品が並び即売もOK。久馬は「狭いギャラリーの中でアーティストを含めた9人が即興でコントをやり、すぐ目の前のお客さんに見て参加してもらう。面白い試みでしたね、今度はコントのセットを協力して作ってみたい」と解説。
プロの現代美術家、南村杞憂(28)はそれぞれの作品を見ながら「TSUGEさんの作品はアートとしてセンス感じます」と評価。
TSUGEこと爆ノ介は「アートとしては経験ないんですけど、テレビ番組などの企画でさまざまな物を即興で作ってきました。その時の経験が思いがけず役だった」と照れながらもうれしそうだった。
(畑山博史)