大阪府内の宿泊施設利用者から徴収する宿泊税を最大200円引き上げる条例改正案が11月5日、府議会で可決された。昨今の円安傾向に加え、来年の大阪・関西万博やその後のIRの開業で大阪を訪れる観光客が今後も増えることが見込まれており、オーバーツーリズム対策の一環などとして引き上げが検討されていた。
従来は1泊7000円以上の宿泊施設が対象で、宿泊料金により1泊1人100円~300円が課せられていたが、改定後は1泊5000円以上が対象で、1人当たり200円~500円となる。なお、これにより年間55億円の税収増加が見込まれている。