リーガロイヤルホテルが客室リニューアル 水に浮かぶ〝中之島〟をイメージ

改装後の客室のイメージ
改装後の客室のイメージ

 2025年春にインターコンチネンタルホテルズ(IHG)のソフトブランド「ヴィニェット コレクション」を導入するリーガロイヤルホテル(大阪市北区中之島)で、館内の大規模な改装が進んでいる。

 約1000の客室は約1年をかけてリニューアル。日本の伝統美を取り入れた和洋折衷の文化融合により設計された同ホテルは、そのレガシーを尊重しながら、中之島の「水」や「川」との関係性を深めることで、『伝統美と水の融合』を図る。

 空間を作るカラースキームはホテルのコーポレートカラーのロイヤルグリーンを基調に、西洋のクラシックな様式を取り入れた廻り縁や建具など既存の建築部材を継承。床一面には、川の水面とそこに映る光のきらめきを演出。ベッドが川面に浮かんでいるかのような浮遊感を出す。

客室階のエレベーターホールのイメージ
客室階のエレベーターホールのイメージ

 ヘッドボードには、水の魅力を表現した書をあしらい、水面の動きや力強さ、立体感などを表現した。

 また、客室階の廊下には中之島の川の水と、水面に映る月と光をテーマに金属素材を用いて制作したアートを設置。見る場所により表情を変え、ゆらめく中之島の風景を感じさせる。

 このほか、レストランやクラブラウンジなどの改装については、今後、順次発表される。