今年に入って能登半島、豊後水道、宮崎の日向灘と相次ぐ震度6以上の地震。大阪府内でも、いつ発生してもおかしくない状況だ。地震から身を守るためにも、重要になるのが住宅の耐震化。そこで大阪市の補助制度を紹介する。
大阪市では住宅の耐震化を支援する補助制度を設けている。大きく分けて、4つの事業に対して交付している。
一つ目は耐震診断で1戸あたり最大5万円。1棟につき、20万円を補助する。二つ目は耐震改修設計。見積書作成費用を含み、1戸あたり最大10万円。1棟につき18万円を補助する。三つ目は耐震改修工事で1戸あたり最大100万円を補助する。事前に耐震診断、耐震改修設計の実施が必要になる。四つ目は、耐震除却工事。1戸あたり50万円、1棟につき100万円補助する。こちらも事前に耐震診断の実施が必要だ。
申請はいずれも建物所有者かその配偶者、または一親等以内の親族であることが条件。主な要件は、大阪市内にある民間住宅で、2000年5月31日以前に建築された建物であること。店舗などの用途を含む併用住宅は、半分を超える床面積が住宅であること。過去に国または大阪府、大阪市の同様の補助制度を活用し実施していないことなど。
今年度の申し込みは耐震診断、耐震改修設計、耐震除却工事は12月27日(金)、耐震改修工事は同13日(金)が締め切り。
詳細は大阪市のウェブサイトで。問い合わせは、電話06(6882)7053、大阪市立住まい情報センター4階の都市整備局耐震・密集市街地整備受付窓口へ。