サステナビリティやパーマカルチャー(永続可能な農業を軸とした考え方)を体感できる複合施設「SMASELL SUSTAINABLE COMMUNE(スマセル サスティナブル コミューン)」が、大阪の北加賀谷に8月9日オープンした。
鉄工所跡地の廃工場をリノベーションした約200坪の敷地には、衣・食・住にまつわる人や環境にやさしいブランドが集結。また、廃車になったロンドンバスを改装してカフェとして利用するなど、目を引く演出も多彩だ。
施設内にはファッションやインテリア、コスメ、フード、アート、音楽などさまざまなカテゴリーのサステナブルな商品がならび、「おいしい」「たのしい」「うれしい」という直感的な感覚で、ランチやショッピングを楽しみながらSDGsを体験できる。また、気軽に寄付ができる独自の仕組みも導入。買い物をするとレジで100円相当の木のコインが渡され、そのコインを希望の支援団体の寄付ボックスへ投函することで自動的に寄付ができる。
ショッピング以外の楽しみ方も多彩。たとえば不要になったおもちゃや絵本を交換できるスペースを設置するほか、週末にはタレント・インフルエンサーの古着を中心としたフリマイベントやミュージシャン・DJによるライブイベントなども開催予定だ。
同所は、ヴィーガンやオーガニックなどそれぞれの思想を押し付けるのではなく、互いの取り組みを尊重し、コラボレーションを通じて新しいメニューや商品開発を目指す。異なる価値観が溶け合った、新しいサステナブルな価値観を体験できそうだ。
テナントは以下の通り。ショップは、o0U(オーゼロユー)、I’m shipshape(アイムシップシェイプ)、RESTYLE(リスタイル)、ECOALF(エコアルフ)、LIMA Coffee & PLANTS、NIKKO、スマセルストアの6店舗。カフェは、ボッテガブルー、ユニバーサルベイク、パタゴニア・プロビジョンズの3店舗。
■SMASELL SUSTAINABLE COMMUNE/大阪市住之江区北加賀屋5丁目5-26/電話06(6683)5123