【令和版 ニチニチ子育て研究所】読書感想文がスラスラ書ける10個の魔法の質問

子ども

 夏休み到来!子どもからの「宿題手伝って~」にお困りの保護者の皆様。特に「読書感想文」などの作文は困っちゃいますよね。今回は「読書感想文のコツ」をプロに聞いてきました!

教えてくれた人 文章の専門家 ヤマタク先生(山口拓朗先生)
教えてくれた人
文章の専門家ヤマタク先生(山口拓朗先生)

お子さんへのアドバイス

きみは読書感想文を書いたことがあるかな?読書感想文は、1年生・2年生だと原稿用紙2枚分、3年生~6年生は3枚分書くことになるよ。 けっこう多いよね!
 「そんなにたくさん、なにを書けばいいのかわからないよ!」と思う子もいるかもしれないね。でも、だいじょうぶ。次の「10個の魔法の質問」に答えてみて。読書感想文に書くアイデアが たくさん出てくるよ!
 ノートを用意して、質問とその答えを考えて書いていってね。思い出せないこともあると思うから、本を読み返しながら進めていくといいよ。

読書感想文のコツ!「魔法の10個の質問」

①どうしてその本をえらんだの?
②本の「あらすじ」は?
③ひと言で本の感想(意見)を言うなら?
④どうしてそう思ったの?
⑤本の中で好きなシーン・セリフ・言葉は?
⑥どうしてそのシーン・セリフ・言葉が好きなの?
⑦自分と主人公がにている点、ちがう点ってどこ?
⑧もし自分が主人公なら、どうしていた?
⑨この本から学んだことを、どういかしていきたい?
⑩この本をどんなお友だちにおすすめしたい?

本の「あらすじ」は短めに!

 読書感想文を読む人たちが知りたいのは、「その本を読んで、きみがどんなことに心を動かされたのか」「その本を読んで、きみがなにを学んだか」ということなんだ。なので、本の「あらすじ」は、短めに。3行~8行ぐらいまでにまとめよう。

【参考図書】
魔法の質問で「コトバの力」を伸ばそう
親子で取り組む作文教室 (山口拓朗/著)

魔法の質問で「コトバの力」を伸ばそう

お家の方へ

 夏休みの自由課題に、子どもが「読書感想文にチャレンジしたい!」と言ったら、上に述べた「魔法の質問」でインタビューをして、お子さんからたくさんネタを引き出してあげてくださいね。
 作文がスラスラ書けるようになると、国語力が上がるだけでなく、言語化能力や思考力、コミュニケーション力のアップにも役立ちます。
 また、一日で読書感想文を完成させようとすると大変なので、「質問(インタビュー)の日」「下書きの日」「清書の日」と分けて、じっくり取り組んでいきましょう。