女子プロレス「2point5」代表で大阪・和泉市議も兼ねるプロレスラー・スペル・デルフィン (56)、所属レスラーでシンガー・ソングライター越野SYOKO.(35)を兼ねるフライング・ペンギン、お笑いコンビ「いちご女子プロレス」としても活動するぽっぽ(34)、リングアナウンサーを務めるお笑いコンビ「シンデレラエキスプレス」渡辺裕薫(56)が、大阪市の松竹芸能本社で「松竹芸能認定女子プロレス王座」設立を発表。できたばかりのチャンピオンベルトを披露した。
同団体は、デルフィンが「第2の人生を楽しく生きる場を」と同市大正区の「沖縄会館」を本拠に設立。歌手やお笑い芸人、アイドルなどさまざまな経歴を持つ選手がオーディションで選ばれ、22年秋に旗揚げ。金色の新ベルトは、松竹芸能大道具担当が制作し、「故横山たかしさんが使用された〝黄金の車イス〟と同じ素材」が売り。渡辺は「松竹イズム、たかしイズムがこめられている」と説明。
王座決定戦は11月10日に「沖縄会館」で開催予定。それまでの試合方式や細かいルール設定はこれからだが、強いだけでないエンタメ性も考慮しての最強女子プロレスラーを決めるため、9月23日に心斎橋角座で公開オーディションを開催する。
フライング・ペンギンは「歌手でやってきた私が人生で一番人気者になれたのがこのプロレス。単に強いだけでなく、エンタメ性、みんなを楽しませることで、このベルトを手に入れることができると思う」と意欲を見せれば、新婚のぽっぽは「松竹芸能所属の私が、2point5女子プロレスのベルトを取れない訳がない。空気読むとかではなく実力で取りにいく。最初にベルトを巻くのは私しかいない」と自信の雄叫び。
デルフィンは今回の王座決定戦について、フジテレビ系「めちゃ×2イケてるッ!」の人気コーナー「めちゃ日本女子プロレス」のような展開を挙げ、「あれもアリと思う」と宣言。「昔はテレビのお笑い番組で男子も女子もプロレスがたくさんあった。アイドルや歌手が一生懸命闘う姿がおもしろかった。ああいう番組の中で、テレビで女子プロレスを復活させるのも自分たちの使命」と戦略を描く。
渡辺は「とにかく見て楽しく面白い大会になる。ネットで試合予定を確認して会場に足を運んでもらうと、限定グッズもいろいろ用意されるはず。遠くも方はネットで観戦して下さい」 とベルトを手にPRした。
(畑山博史)