大人から学ぶ英語学習のコツは? 上達のカギは「発音」にあり

英語コーチング講師に聞いてみた

大人には大人の学び方がある

 「大人になった今から英語を学んでもー」とあきらめたり「何からやればいいのかわからない」という人は多い。「大人のための学び方の理論はちゃんとあります!」と力説する英語指導のパーソナルトレーナー、坪田真弓さんを取材した。

大人が英語を学ぶ目的は?

 大人の場合、学ぶ目的と目標は人によってさまざま。例えば、①仕事で英語を使う、②海外旅行で外国人とコミュニケーションしたい、③海外の映画を字幕なしで見たいなど。このうち①の場合は「英語を話すこと」ではなく「英語で何をするか、話すか」が目的で「いつまでに」という期限がある場合も。

 コーチングを受けて学習の目標を決めて現在の英語力を診断すれば、科学的な根拠によって効率的な学習のルートをおのずと決められる。「山登りに例えるとルートマップを持たずに山登りをしても、目的地にたどり着けなかったり、回り道で力尽きてしまったり、事故ってしまいます」と話す坪田さんの強みはこの現在地点の「診断力」にある。

悲しい空回り学習法

 英語上達のカギは「発音」にある。ここでいう発音は「R」と「L」の違いや子音ではなく、一文字1音の日本語と対極にある英語のリズム、アクセントのこと。英語には文字はあっても発音しない(want to=ウォントゥー)や子音は伸ばさないルールがある。大人が学ぶとこういったルールや文の構造を日本語と比較したりして解釈して理解できる。

 この説明をして「わかる」だけでも生徒の発音は大幅に変わるそうだ。脳科学では人間は音に変換して判断していることがわかっており、これまで触れた内容は「第二言語習得論」で立証されている。発音のトレーニングを重ねていくことで、「わかる」から楽しく継続的な学びにもなる。結果的に4技能がスムーズに向上していく。

個別コーチングの先へ

 坪田さんは勤めていた大手の英語コーチングスクールでトップクラスの人気講師だったが、悩みもあった。それは同じ内容を教えても上達に個人差が出てしまうこと。きめ細やかな対応ができるように退職を決意、2022年10月、マンツーマンでありながら少人数限定のスクールを立ち上げた。英語を真剣に学びたい人、これまでやってみたけど続かなかった人は一度相談してほしい。「中学の英語の成績は5段階でずっと1か2だった」という坪田さんは、できない理由と辛さを誰よりも知っている本人だから。
 5月21日(火)から英語コーチングの効果を体験できる無料3日間のチャレンジ講座を開催する。詳細はfacebookページの「魔法の10ミニッツ発音メソッド」で検索か、LINE登録へ。

魔法の10min発音メソッド (osakaschool.com)

LINE登録→https://liff.line.me/1645278921-kWRPP32q/?accountId=707yhoft

<プロフィル>英語パーソナルトレーナー 坪田真弓さん
 第二言語習得理論を基に京都で「魔法の10ミニッツ発音メソッド」を構築。大手英語コーチングスクール時代から延べ25年で4000人以上に英語指導したトレーナー。趣味はプロ並みの腕前という魚釣り。